レッドヘッド・ワームの製作(1)白いルアーは闇夜に効く?

久しぶりに出撃してみると、バチ抜けシーズンの予感。まだ本格的ではないけど、とりあえずバチ抜け用のルアーを準備することにした。

今年の5月、バチ抜けに備え、古いルアーを用意していたのだが、結局天候に恵まれず、雨が降らない時は仕事が忙しく、実際に行けたのは2回ほど。釣果にも恵まれなかった。

ただ、このルアーのことだけは気になっていた。

ダイソーの「ミノーモンスター」(9cm)の塗装を落としたものだ。

最近のミノモンは塗装を落としても白ではなく透明なのだけど、以前は白かったのだ。

これが、闇夜のバチ抜けによく効いた。驚くほどシーバスが食らいついて来たのだった。

バチ抜けのシーズンが終わってもルアーボックスの中に残っていたので、これを使うと釣れるのである。実は、バチ抜け限定というわけでもないらしい。

理由は、単に「視認性」が良いからだと思う。

最近は塗装技術の向上でやたらとリアルなルアーが多いけど、シーバスはあまり気にしていないみたいで、自然界にありえないようなカラーでも反応することがある。バイトしてもらう以前に、シーバスにルアーを見つけてもらえなくては意味がないわけで、月明かりも常夜灯もない真っ暗な場所で、真っ白なルアーはよく目立つ。ちょっと噛んでみようか…という気持ちを起こさせるものみたいなのだ。

かつてマーズが出していた「バイブラミノー」という2.2インチのシャッドテールワームがあった。 なんでもない小さなワーム...

先日のこの記事でも書いたけど、小場所で釣ろうとすればスレさせないのが第一。そこでワームの出番となる。

常に複数の色を用意していたのだが、なぜか最近、近所の小場所では赤やオレンジの暖色系ワームに反応しない。以前はよく食ったのだが。一体何が起こったのだろうか。

黒っぽい赤のワームには反応がある。但しこれは月が出ていたり、常夜灯があるような「明るい夜」の場合である。闇夜にこのワームを投げてもほぼバイトはない。サカナに認識されていないのだろう。

そこでまた、ダイソーミノモンの白にお出ましいただこうと思ったわけだが、あれは今までたくさんのシーバスを釣り上げた思い出のルアーでもあり、ロストするのが惜しい。今みたいに4ポンドナイロンを使ってたりする状況では特に使いたくないルアーである。そして、ミノモンはあまり沈んでくれない。主に表層を狙う時しか使えないし、あまり飛ばない。

より遠く飛び、より深く潜ることが出来る真っ白なルアー…ロストしても惜しくないもの…と考えている内に1つの答えが思い浮かんだ。

白いワーム!今まで長年シーバス釣りをやってきたのに、なぜこれをもっと早く思いつかなかったのだろうか…後悔しつつも、もう1つの「アイデア」を思いついたのである。

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