道頓堀川を歩く(1)どこに行けば魚が釣れるのか?

日々「釣りをしたい」と思いつつも、仕事に追われてなかなか釣りに行けない。 そうした日常の中でも、川や池の前を通りかかり、海のそばまで近...

しばらく休眠していた当ブログを再開するにあたって、「ストリートフィッシングを始めたい」と抱負を述べたが、結局それはどこでやるのか…この数ヶ月、ずっと悩んでいた。

街中で釣りをする…という新たな釣りの可能性について、掘り下げてみたかったのだが、この経験を共有するにあたって、やはり具体的な場所を公開した方が良いだろう…と考えた。

そこで、私が選んだのは…

ここだ。まずはこの川を徹底的に攻めてみたい。

道頓堀川の釣り

この川でブラックバスが釣れるとの情報は大昔からあった。その頃は下流にある材木屋に面する流域に木材が浮かんでいた。その周辺でブラックバスが釣れるという噂があったのだ。

それからネットでもポツポツとブラックバスが釣れる、釣れた、という話があがるようになり、地元の釣具屋でも道頓堀川のどこに行けばブラックバスが釣れるのか、話題にあがるようになった。

そこで、数年前に「道頓堀川攻略」を2ヶ月近くかけてやってみたことがあるのだが、釣れる場所もあれば、全く釣れない場所もあり…ただ、この数年で道頓堀川の状況が大きく変わってしまい、以前釣れた場所には近づくことが出来なくなったのである。

でも、ネットで現在の情報を見ると、道頓堀川では普通に魚が釣れているではないか。特になんばハッチの前やグリコの看板の周辺で…ここは数年前に攻略したけれど、私は全くアタリ1つ取ることができなかった。

また釣り道具を持って、とにかくチャレンジで何度も通えばマグレで釣れるかも知れない。釣りは「腕」より「マグレ」の積み重ねなのかも知れない。ただ、再度、道頓堀川を攻略するにあたって、他の皆さんとブログを通じて情報共有するにあたって、「マグレ」の報告ではなく、「どこで」「なぜ」釣れるのかをちゃんと調べてお伝えしたい…と考えたのである。

道頓堀川はどこにあるのか?

道頓堀川といえば「グリコの看板」だが、あの川が何処から始まり、何処で終わるのかをまず明らかにしておきたい。

※クリックで拡大表示できます

道頓堀川とは、東横堀川(地図上では高速道路に隠れて見えないが右端の黄色い太線の下で南北に走っている)と西横堀川(これも高速道路に隠れているが地図中央部分の三叉路になっている太線の下にかつてあった。今は埋め立てられている)を結んで木津川(左端の南北に走る川)を結んでいる川である。地図上では赤枠でかこってみた。

全長は2.7km。西横堀川があったところから下流を「西道頓堀川」と呼ぶらしい。

住吉橋(大野病院前)から道頓堀川上流域を臨む。なんばハッチが見えている。この視界の一体は既に西道頓堀川。

以前、ブラックバスがよく釣れたと噂だったのは、西道頓堀川の方である。材木屋が木材を浮かべていたのは大野病院の付近だ。シーバスも結構なサイズのものが釣れていた。道頓堀川で釣りをする…といえば、かつては西道頓堀川でのことだった。

とんぼりリバーウォーク

それが、最近はグリコの看板前あたりでもブラックバスやブルーギルが釣れるようになっている。一番の理由は、そもそも昔は遊歩道がなく、この周辺で川に接近するのは不可能だったのだ。

道頓堀川で魚が釣れるようになったのは、2004年以後に「とんぼりリバーウォーク」という遊歩道が整備されてからの話である。

闇雲にアタックして、いろんなルアーや釣り方を試して、「マグレ」を待つのもいいだろう。ただ、数年前のリベンジを始めるにあたって、まずは現在の道頓堀川がどうなっているのか…釣具を持たずに、ただの散歩者の視点で、じっくりと観察してみようではないか…と思ったのである。(つづく)

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