25年前のビンテージ・ゼブコ33

実は、今から25年前にもスピンキャストリールを手に入れたことがありました。

当時付き合っていた女の子と釣りに行く時に、これなら彼女も使えるだろう…と思い購入したものなのですが…。

それをふと思い出して、物置部屋を探してみたら…ありました!

古いタイプのゼブコ33。幾らで購入したかは忘れたが、とても安かったのだけ覚えています。

巻き心地がものすごく固く、バックラッシュは起こさないものの、使い慣れていないせいか、なんどかラインが詰まって、まともに使えなかった記憶があります。

その後、引っ越しの時にでもぶつけてしまったのか、このカバーブロックの部分が割れてしまい、修理もできず、物置部屋に放置しておいたのですが…

久しぶりに取り出してハンドルを回してみましたが、めちゃくちゃ固いです。

開けてみると(というより、カバーロックが壊れているからすぐに開いてしまう)、ものすごいメカだ(笑)。グリスが黒く変色してこびりついて固まっている。

フロントカバーを外してラインを見る。25年前のラインがそのまま。

ピックアップピンは単なる針金みたいな感じ。ただ頑丈そうだ。

ボルト止めされていない…ということは…と思い、試行錯誤いじくり回していると…

外れた。右側はスピナーヘッドの内側。左側はスプール。たぶん、このネジ止めを外せば、スプールを外せるのかな。

ラインを全部取り除いてみました。それでもかなり汚れている。

ベイトクリック(ラインアウトアラーム)もついている。

ドラグは、このツマミで調整する。

このカバーロックの部分の割れさえなければ使えるんですけどね…突然この後部のボタンのところが丸ごと「ポロッ」と外れるのです。実釣でこの部分が外れたら、運悪く水に落ちるかも知れない。 取扱いに注意が必要。

ダメ元で、5-56を吹きかけて、ハンドルを回してみると、少しづつ「ほどける」ようにして動きがよくなってきた。

全分解するのは大変なので、5-56で汚れを落とし、綿棒で古いグリスを拭き取って、キレイにしてみた。

しばらく動かしてやると、5-56が各部に浸透したみたいで、滑らかに動き始めました!。購入したばかりの時でも、こんなに滑らかには動かなかったはず。もしかして店頭で購入した時、既に店内に何年も放置されていて、グリスが固まっていたのかな?

これってカバーロックの割れの問題さえなんとかクリアーすれば、実釣でも十分使えるのかも。せっかくスピンキャストリール専門のブログを始めたことだし、この「スピンキャストリールの祖」とも言うべきゼブコ33が我が家にあるのも、何かの縁でしょう。なんとかして「入魂」してやりたいものですが…

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする