激闘三時間…スピンキャストリールvsシーバス

以前から気になっていた「アレ」を遂に入手しました!

以前から気になっていた、鱒レンジャーをスピンキャストリール用に購入。

早速シーバス釣りに使ってみました。

いつもは振り出しのバスロッドを使っているのですが、しっかりした作りのワンピースで、ウルトラライトのグラスロッドだとスピンキャストリールを使ったシーバス(の小物)釣りにちょうどいいかな…と思ったわけです。

出撃してみると、いきなりの大雨に見舞われまして、

全然釣りが出来ない状態になりました。

そもそもシーバスの姿もボイルも見えなかったのですが。

そこで近くの橋の下へ避難。そこで時間を潰していると、小さいながら激しいボイルが…橋脚周辺に集まった小魚を追って、チーバスが暴れまわっているらしく、そこに対して小さいワームを繰り返しキャストしてやりました。

ここは、私の定番の釣り場ながら、今まで釣り上げたことは数えるほどしかないポイントなのですが、とにかくボイルが凄かった。偶然なのか、雨を避けて橋脚回りに集まってくるのでしょうか…。

ただ、私が雨を避けている橋の下には近くに橋脚があり、上には橋があり、左手でのバックハンドキャストしか出来ません。

バックハンドキャストって何?」という人は、こちらの動画を参照下さい。

私の場合は左手でやりましたが、これがなかなか上手く出来ませんでした。

左手を振りすぎると橋脚や近くの植物に当たりそう。上に向きすぎると橋に当たりそう。橋に当たらないように前に出すぎると雨に濡れる。なかなか思ったようにまっすぐ飛ばない。指を離すタイミングを間違えておかしなところへ飛んでいく…

それを繰り返しました。

ただ、たまに偶然、全ての要素が上手く揃って、ワームがものすごく遠くまで飛ぶことが何度かあり、それでタイミングがつかめてきました。

ダイワ・スピンキャスト80は、キャストが上手く行くと、フロントカバーにラインが当たる音が「シャラシャラシャラ…」ではなくて、「シャーーーッ!」と少し甲高い軽い音になりますね。たぶんルアーの速度が速いからこうなるんでしょうけど。

大雨に閉じ込められて1時間以上、ずっと同じ立ち位置で、たぶん100回以上はキャストしたのではないかな…左手キャストで右手巻き、足元まで寄せたらすぐにボタンを押して再キャスト…という繰り返し。手返しの良いスピンキャストリールならではの効率性。ルアーをキャストし続けるマシーンになったつもりで、延々と繰り返しました。

雨のせいでじっとしていると寒いし、大雨で橋の下から出られませんので。

ずっとキャスト練習のつもりでワームを投げていたら、以前は同様のスピニングタックルでは飛ばせなかったような飛距離も出せるようになり、正確さも増してきましたが、ワームを回収する際になんどかアタリが…そこで、水面の波紋を読みながら水中の状況を察して、ワームを落とす場所を変えたり、低速度を遅めにしたり…と試行錯誤を繰り返していると…

ヒット!30cm以下のシーバスは釣果にノーカウントですけど、この場所でこのサイズのシーバスを釣ったのは初めて。チーバスが群れるのは知っていたけど、今までまともにヒットさせたことはありませんでした。なんとも釣りにくい場所だったし、以前は大物狙いのタックルだったので。

これでかなり調子がつかめて、それからヒット連続…でも、私が用意したワームがなんとか口に入るか入らないかというチーバスばっかりですから、バラシ連続で、ちゃんと釣り上げるのに苦労しました。

こちらが二匹目。

チーバスとはいえ疎かには出来ません。小さいとは言え、目の前の魚をちゃんと釣り上げてこその「技術」でありまして、原理としてチーバスが釣れるのなら、大きいシーバスを釣り上げるのも可能だと思うのです。

食わせの間とか、ワームの速度とか、水中での様子を水面の波紋で読み取る経験とか。

なによりも、使い始めて間もないスピンキャスト80と、買ったばかりの鱒レンジャーを使って、みっちりとバックハンドキャストの特訓が出来ましたので、この経験は大きかったです。

それと、手返しの良さを最大限まで引き出して、高速連投を繰り返しましたのですが、こういう釣り方こそ、スピンキャストリールの最大のメリットなのでしょうね。

もしベイトリールやスピニングリールで、あんな無茶な、傍目には狂ったように見える高速度の連投をやっていると、ライントラブルは絶対起こったはず。

でも、スピンキャストリールはバックラッシュが起こりませんから、1時間以上みっちり連投してもちょっとラインが撚れただけで、これもラインを引き出して、指で押さえながら巻いてやれば、すぐに解消しました。

小さな釣果ですが、我がスピンキャスト道の進歩という点では大きな成果をあげたのでした。

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